「頑張りすぎた私の、頑張らないお菓子作り」

今を作った幼少期の思い出

私は、子供の頃から、工作など「何かを作る」ことがとにかく好きな女の子でした。そんな私の楽しみは、母が作ってくれるゼリーやケーキ。

食べることも大好きでしたが、その工程、お菓子が完成していく様子を眺めるのもまた、至福の時間でした。
私にとって、「食べること」と「作ること」がワンセットという感覚は、幼少期に母から授けてもらった大事な価値観です。

母に作ってもらったお菓子を食べるのは、私の小さな楽しみのひとつでした。

お菓子への恋・・・憧れ・・・

小学生になる頃には、「食」への興味はうなぎ上り!
給食では男子に混じっておかわりするほど、食べることが大好きでした。

更に、子供向けの料理番組や、お菓子作りの本を眺めるなど、ますます、食に興味を持つように。もちろん、それは、食べるため(笑)

「いつしか自分もこんなお菓子が作れたら、そして、思う存分食べたい!!!!」
と憧れるようになりました。

ワルモノにされた「食」

しかし、幸せな「食」の価値観は、思春期特融の「美」の価値観によって、崩されてしまいます。

思春期で年頃になると、まわりの女の子はみんなダイエット。食べるのが大好きだった私も、その波には逆らえず、体型が気になり始めたのです。
軽い気持ちで始めたダイエットでしたが、過度に頑張りすぎた結果、私を襲ったのは摂食障害。

食の病気です。

食べたいのに食べられない。
苦しい。

「食」は、私に幸せをもたらすものから、いつしか、私を縛る「ワルモノ」に変わっていってしまったのです。

その後、病気は完治しましたが、食への罪悪感はぬぐえないまま、月日は流れ・・・
仕事のストレスにより、甘いものがやめられない生活に突入します。

今では信じられませんが、当時、ジュースやコンビニのお菓子は私の日課となっていて、食べては後悔、食べては後悔の繰り返し・・・。

食は作るもの、という幼少期に培った価値観。
その価値観に逆らった行動をしている私。

なんだか苦しいのにやめられない。
この習慣は、結婚、妊娠しても続きました。

あるパフェとの出会い

食べることへの罪悪感を拭い去れないまま、妊娠出産した私は、
そろそろ、子どものことを考えて、食事を見直さなければ・・・と考えていました。

ですが、食事作りもお菓子作りも、頑張れば頑張るほど、なんだか疲れてしまうんです。
自分自身が食事へのマイナスマインドを持ったままなのに、その状態で、子どもの食事に向き合わなければならない・・・

「だめだ、しんどい。」

そういう気持ちを持ち始めたとき、ある友人が「植物性の材料を使って料理を提供するカフェ」に誘ってくれました。

当時の私は、こういう料理があることを聞いたことはありました。しかし、自分とは全く関係ない世界の言葉だと思っていました。
むしろ、本来の料理の姿からかけ離れたものというイメージがあったくらいだったんです。

とはいえ、子どもが生まれたことで、「食改善」に少し興味があった私は、その誘いに乗り、東京・吉祥寺のカフェへ出かけました。

そこで出会ったのは、私のお菓子への常識を大きく覆す「チョコレートパフェ」。

え?これ、砂糖使っていないの?
ちゃんと美味しいし、チョコの味がする。

よそで食べるパフェより、ずっとずっとシンプルなのに、ちゃんと素材の味がして、パフェが私の身体に染み込む感覚がある・・・

よく、結婚する人と出会うと「ビビビ」ときた!という言葉を使う人がいますが、私がこのカフェと出会ったときも、まさに「ビビビ」

舌だけではなく、体全体でお菓子を味わうという、なんともいえない素晴らしい体験をしたのでした。

泡だて器すら持っていないのに・・・

それからの私は、無我夢中。
植物性のお菓子作りの虜になりました。

レシピ本を買いあさり、マクロビオティックのお教室やお店に通う日々がスタート。

食は「作る」と「食べる」がセット。
幼少期に母が与えてくれた価値観は、このとき、生かされることになります。

とはいえ、お菓子を本格的に作った経験は無かったので、このときの私は完全に初心者。
当初は、自宅に泡だて器や計量カップすらなかったのですから、その状態でお菓子作りを始めたなんて、今考えると驚きです(笑)

それくらい、植物性お菓子の世界は、私を虜にしたということですね。

初心者だからこその気付き

お菓子作り初心者だった私。
植物性のお菓子を作り始めて気付いたことがありました。

あれ???なんだか簡単じゃない?

そうなんです。

お菓子作りといえば、計量もきっちり、たくさんの工程があり、その中でひとつでもミスをすると、美味しいお菓子は作ることができないというイメージがあると思います。

ですが・・・植物性のお菓子は、それらと全く異なります。
砂糖、小麦、卵、バターを使わないお菓子は、「混ぜるだけ」「焼くだけ」「冷やすだけ」と、とても簡単だったんです。

これなら続けられる!

家族が食べるものを、私が作るという生活が楽しくて、
それを美味しい!と言ってパクパク食べてくれる息子の姿を見るのが幸せで、いつしか、食への罪悪感はキレイさっぱり、なくなっていました。

市販のお菓子に手が伸びることも、もうありません。

救いたい・・・

更に植物性の料理にのめりこみ、その後、本格的に栄養学の理論を学び始めました。そんな時期に通っていたお料理教室で、とある一人の女性と出会いました。

その方は、なんだかいつも顔が曇っていて、それが妙に気になってしまった私。
思い切って、話しかけると、彼女から返ってきたのはこんな言葉。

「ヘルシーなお菓子を作ってはみたいけど、いつも上手くいかないし、おいしく作れない。理論は学んでも、お菓子の作り方はわからない・・・」

ふと、私は、感じました。
あ、この方、頑張っているんだな。

もしや?と思った私は、出会う人にお菓子作りの質問を投げかけてみました。すると、こんな声も聞こえてきたのです。

・お菓子を食べることに対しての罪悪感を感じている
・作ってもいつも上手くいかず失敗してしまう、でも、解決方法が分からない。
・食べること、作ることに悩み、我慢をしたり、美容や体のためにと、ルールに縛られて頑張りすぎている

出産直後に、食事で悩んでいた頃の自分の顔と、彼女たちの顔が重なりました。
みんなを救いたい!
過去の私を救いたい!

私の作ってきたお菓子のことを皆さんに伝える中で、曇っていた彼女の表情は、日々変っていったことを、私は見逃しませんでした。

こんなに簡単で楽しいお菓子の世界があること、
頑張らない、なのに体も喜ぶお菓子があること、もっともっと伝えたくて、ウズウズウズウズしてきたのです。

これが、お菓子教室を始めよう!と思ったきっかけです。

立ちはだかる3つの壁

とはいえ、その道は、そんなに簡単なものではありませんでした。

お菓子教室というのは、「開講します!」と宣言すれば、誰でも始められる世界です。
私も、その宣言をし、お菓子教室をオープン。

勢いづいてオープンしたものの、私の前には、幾重にも壁が立ちはだかっていたんです。

1つは、業界常識です。
植物性のお菓子というと、「健康や美容のためのお菓子」といったイメージもあり、まだまだ「こうしなければいけない」といったルールが多いという現状。

まずは、ルールを壊すことから始めなければいけません。
業界の常識と違う主張をすれば、批判を浴びるのも世の常。
私も例外ではありませんでした。

ですが、私が目指す道はただひとつ。
柔軟な考えを持ち、その人にあった「自由な選択」をしながら、
“頑張らず”にお菓子を「作ること」「食べること」をもっと心から楽しんで頂ける。

まず最初に、精神力を鍛える必要がありました(笑)
これが、最初の壁です。

そして2つめ。
困難を極めたのが、教室経営についてです。

私はこれまで、「ビジネス」というものをしたことがなく、お菓子教室を開講しても、それを知ってもらう手段さえ、まったく知りませんでした。

なので、セミナーに通ったり、試行錯誤を繰り返しながら、行動を通して学んでいきました。
お菓子も作る、経営も学ぶ、家族で過ごす以外の自分の時間はすべて、お菓子教室に注ぎました。
今、こうやって、教室を続けていられるのも、この時の苦難があったからこそ、だと思っています。

最後、3つめの壁。
一番大きな壁は、息子のことです。
息子には、発達の段階で、他の子どもたちとは違う個性があると分かったのです。

子どもを優先するべきでは?
仕事をしている場合ではないのでは?
悩んでも悩んでも答えが出ない日々が続きました。

そのときに、助けられたのは、息子の言葉です。
「お母さんのつくるお菓子が大好き!」

そうだった!!!
私はこの笑顔を見たくて、お菓子を作り始めたんだった!

彼のように、お母さんのお菓子を待っている子どもたちは、日本中にいる。
そのためにも私は立ち止まる訳にはいかない、そう思いました。

3つの壁は、3つの武器に!

無我夢中で走るうちに、これらの3つの壁は、いつしか、私の武器になりました。

・業界常識を覆したからこそ手に入れた、「頑張らないお菓子教室」という看板。
・ゼロからお菓子教室をつくり、それを大きくした私だけのノウハウ
・家族という、エネルギー源

そして、エミシャルムを開講して、数年。
ありがたいことに、理想のお菓子作りを手に入れて、理想の人生を歩まれる生徒様が増えてきたのです。

アレルギーをお持ちで、卵が食べられないお子さんをお持ちの生徒さん。
「娘に生まれてはじめてプリンを食べさせられた!」と、とても喜んで頂けたことがありました。
ご家族がアレルギーなどの理由で「一緒に食べられない」というお悩みは、
「みんなで一緒に楽しむことができた!」「家族が喜んでくれた!」という喜びの食卓に変わりました。

また別の方は、、、、

同じようなお菓子を見よう見まねで作ってはいたけれど、いつも上手くいかない、
失敗ばかりしてしまうと悩まれていた生徒さん。
レッスンに参加されたことで、今まで失敗していた理由が解決されたとのことで、
「今日は本当に来て良かった!どうして失敗ばかりしてしまうのか?その理由がわかりました!」
と感謝の言葉を頂きました。
今までできなかったことが解決できたことで、ご自身の自信にもつながり、いっそう、充実した人生を歩んでおられます。

私の人生すべてを伝えるお菓子教室

私の人生を通して創り上げた「頑張らないお菓子づくり」
そのすべてのノウハウと、生きるパワーを、あなたに伝えます。

母との思い出も、拒食症で苦しんだ過去も、食事作りに疲れすぎて辛かったことも、息子の発達個性も、何もかもが私の今のパワーの源です。

お菓子作りというと「手間がかかって大変」
カラダにやさしいお菓子は、「ルールやこだわりがあって難しそう」
興味があって頑張ってはみたけれど、なんだか疲れてしまった。

そんな、お菓子作りを「頑張り過ぎてしまった」人のために、エミシャルムはあります。

【ガンバらない】お菓子作りを通して、「つくること」「たべること」の楽しさや感動を
届けたい。
本来、お菓子は「頑張る」ものではなく、お祝いごとにケーキを囲むように人に幸せを与えてくれるもの。

お菓子には人を笑顔にする「魔法の力」があります。

ただ“お菓子をつくること”だけではなく、その先にある「感動」や「幸せ」へと繋げていくことが私の使命でもあり、1番の喜びです。

あなたも一緒に、新しいお菓子の扉を開きませんか?
お会いできる日を楽しみにしています。

砂糖のいらないお菓子教室 EmiCharme主宰 久保田ともみ