はじめての方へ

はじめまして。久保田ともみと申します。数ある教室やスクールの中、出会って頂いたご縁に感謝しています。

今、この文章を読んでいるあなたは、どんなキッカケでこのホームページに興味を持って頂いたのでしょうか?

米粉のお菓子や、卵や乳製品をつかわない グルテンフリースイーツなど、今まで似たようなお菓子を学んで、教室をスタートさせたけれど、運営が上手くいかずに悩んでいる。中には、教室のために学んだことを活かして、さらに飛躍していきたい!と思っている方もいるでしょう。

お菓子起業スクール エミシャルムでは、協会や資格の枠に縛られず、もっと「私らしい お菓子教室運営」をしていきたいと考えているあなたのために。

「教室のセカンドステージ」を一歩踏み出すための、 お手伝いをさせて頂いています。

  • お菓子作りを通して、「教える人」「作る人」「食べる人」の「笑顔の連鎖」をつなげていくことを目指します。
  • ルールや枠に縛られず、すべての女性が自信と誇りを持って、「自分らしく」活躍できるための、教室運営を応援していきます。

スクール開講の想い

お菓子作りとの出会い

「さあ、おやつの時間よ」

やさしい母の声に真っ先に反応して、テーブルまで駆け出していた幼少期。小さい頃の私は、とにかく「食べること」や、何かを「作ること」が大好きな女の子でした。

そんな私の小さな楽しみは、料理好きの母がときどき作ってくれる、手作りのケーキやゼリーたち。生クリームを泡立てる母の横をうろついては、味見をして喜んだり、オーブンの中でふっくらと焼き上がるスポンジケーキに「わっ!」と驚いたり。

「お菓子って”食べること”も”作ること”も、こんなにも楽しいんだ!」

この頃に感じた「食べること」と「作ること」がワンセットという感覚は、母から授けてもらった大切な価値観。幼少期の母との思い出は、私がお菓子作りの楽しさを知るキッカケにもなりました。

ワルモノにされた食

しかし、幸せな「食」の価値観は、思春期特融の「美」の価値観によって、崩されてしまいます。

思春期で年頃になると、まわりの女の子はみんなダイエット。食べることが大好きだった私も、その波には逆らえず、体型が気になりはじめたのです。軽い気持ちで始めたダイエットでしたが、過度に頑張りすぎた結果、私を襲ったのは「摂食障害」という食の病気。

食べたいのに食べられない。苦しい…

「食」は、私に幸せをもたらすものから、いつしか、私を縛る「ワルモノ」に変わっていってしまったのです。

その後、病気は完治しましたが、食への罪悪感はぬぐえないまま、月日は流れ…仕事のストレスにより、甘いものがやめられない生活に突入します。

今では信じられませんが、当時、ジュースやコンビニのお菓子は私の日課となり、食べては後悔を続ける繰り返しの毎日を過ごしていました。

食は作るもの、という幼少期に培った価値観。その価値観に逆らった行動をしている私。

苦しいのに、どうしてもやめられない。この習慣は、結婚、妊娠しても続きました。

人生を変えたお菓子との出会い

食べることへの罪悪感を拭い去れないまま、妊娠・出産を経験した私は、そろそろ、家族のことを考えて、食事を見直さなければと考えていました。

「私は、これから”食”とどう向き合っていけばいいのだろうか…。」

そんな悩みを抱えていたとき、ある友人が、

「植物性の材料だけを使った、料理やお菓子が食べられるカフェがあるよ」と、声を掛けてくれました。

当時の私は、こういう料理やお菓子があることを聞いたことはありましたが、自分とは全く関係のない世界の言葉だと思っていました。むしろ、本来の料理の姿からかけ離れたものというイメージがあったくらいだったのです。

とはいえ、子どもが生まれたことで、「食改善」に少し興味があった私は、友人の誘いに乗り、お店に向かうことに。そこで目にしたのは、私の「お菓子」への常識を大きく覆す「チョコレート・パフェ」との出会いでした。

それまでの「お菓子」のイメージというと、「卵やバターに生クリーム。たっぷりのお砂糖を使わないと作れないもの」だと信じ切っていましたが、私の目の前に現れたのは、本来のお菓子とは、全く異なる作り方で作られた「チョコレート・パフェ」。

卵を使ったかのような、ふわふわのチョコスポンジに、濃厚なチョコレートアイスクリーム。
生クリームと間違えてしまうほど、なめらかな豆乳クリーム。

衝撃を受ける私の口の中には、「あたらしい チョコレート・パフェ」のおいしさが広がっていました。

世の中にこんなお菓子があったなんて!

お砂糖も卵も乳製品も使わない、本来ならばありえないようなお菓子。そんな、衝撃的なお菓子との出会いが、その後の私の人生を変える、大きな転機となったのでした。

お菓子教室をはじめようと思ったキッカケ

それからの私は、無我夢中!

ありとあらゆるレシピ本を買いあさり、お菓子教室に通う日々がスタート。


数年後、さらに植物性のお菓子にのめりこんだ私は、その道のプロの指導の元、本格的にお菓子作りを学びはじめました。

当時の私は、「自分や家族が喜ぶお菓子が作れたら…」との思いから、趣味でお菓子作りを学んでいましたが、学ぶ先で出会った女性たちが、過去の自分のように「食」に対しての悩みを抱えていることを知りました。

「食べたいのに食べられない…」

「お菓子を食べることに罪悪感を感じてしまって…」

そんな声を何度も聞くたびに、過去の自分の姿を重ね、いつしか

「自分の作るお菓子で、誰かの役に立ちたい!」

と思うようになったのです。

いざ、お菓子教室開業!

食に縛られ、苦しんできた私だからこそ、お菓子作りを通して伝えられることがある。そう、決意した私は、今まで学んできた知識と技術を元に、お菓子教室をオープンすることに。

とはいえ、その道は、そんなに簡単なものではありませんでした。

人生初のレッスンは、近所にある貸しスペースをレンタルしての単発レッスンを企画。

今でこそ、SNSやブログといった宣伝手段がありますが、当時、全くの無知だった私は、「自作のチラシ」というアナログな方法でレッスン告知を試みたのです。

近所にポスティングをしてみたり、お店に頼み込んでチラシを貼らして頂いたりと、一生懸命努力しましたが、待てど暮らせどレッスン予約は入りません…。

「教室のために、もっと知識や技術を身につけよう!」

と、数々の資格を取ってみたり、大きな協会で学んだりもしていきましたが、学びが終わったらそこで終了。

お菓子の作り方はいくらでも教えてくれるけれど、教室運営に関するノウハウは、誰一人と教えてはくれません。

資格をたくさん取って学べば、教室が上手くいくと思っていたのに…。」

気づけば私の周りには、同じ資格を取って、同じ内容のレッスンを教えている教室ばかりに。

その後も、新たな学びに取り組んだり、教室のためにと、SNSやブログをはじめてみたりと頑張ってはみましたが、状況は以前と一向に変わりませんでした。

予約の取れない お菓子教室の秘密

途方に暮れそうになっていた、そんなある日。

偶然、私の教室と同じような、植物性のお菓子を教えている教室のブログを発見しました。そこで目にしたのは、たくさんの生徒さんに囲まれながら、キラキラと輝いている先生の姿。

その教室は、レッスンもすぐに【即・満席】になる、「予約の取れないお菓子教室」だったのです。

「予約が取れない教室」だなんて、そんなことはテレビや雑誌の世界の話だと思っていた私は、あのとき口にした「チョコレート・パフェ」以来の衝撃を受けました。

同じお菓子に、同じようなレッスン内容。

「なぜ、自分と同じようなことを教えているのに、この教室は上手くいっているのだろう?

そう、思った私は、その人気お菓子教室をリサーチすることをはじめました。

そこで知ったのが、教室経営をアドバイスしてくれる「教室業・専門コンサルタント」という職業の存在だったのです。

はじめて飛び込んだ「ビジネス」の世界

趣味ではなく、本気で教室業を仕事にするため、自分の作るお菓子で、たくさんの人の力になるためには、まずは「ビジネス」を学ばなければいけない。

そう、決意した私は、教室業を専門とするコンサルトの先生の元で、教室経営のイロハを学ぶことを決めました。

それからは、ベテランの教室業の先生たちに囲まれながら、共に経営について必死に学んでいく日々。

お菓子も作る、経営も学ぶ。

家族で過ごす以外の自分の時間はすべて、お菓子教室に注ぎました。

子育と仕事の両立をこなしながらの中での、「新しい挑戦」

当時は大変なこともたくさんありましたが、今、こうやって、教室を続けていられるのも、このときの苦難があったからこそ。

そして、右も左も分からなかった私を支えて下さったコンサルタントの先生、共に学ぶ時間を過ごせた仲間がいてくれたおかげだと思っています。

教室の「第2のスタート」

その後も、コンサルタントの先生の元で教室業の経営について学び続け、試行錯誤を繰り返しながら、教室の再スタートを目指して奮闘を続けました。

その甲斐もあってか、中心地から電車で40分以上。

神戸の山奥にある、交通面でも決して便利とは言えない場所にある自宅教室には、

「ともみ先生に会いたかった」

と、新幹線・高速バスなどで県外から、本当にたくさんの生徒さんが訪れてくれるようになったのです。

そして、いつしか、私と同じような「お菓子教室を開業したい!」と、夢を抱いて学んで下さる生徒さんが多く訪れてくれるようになりました。

「教室を続けること、あきらめようと思っているんです。」

そんな、教室が軌道に乗り始めてから、数年が経ったある日。

レッスン後にとある生徒さんの口から、思ってもいなかった言葉を聞きました。

「先生、私、教室を続けること、あきらめようと思っているんです…。」

お菓子教室を開く!という夢を持って、私の教室に訪れてくれた彼女。

本業で忙しい合間に資格をたくさん取得したり、他教室での学びと並行しながら、自らレッスンを計画したり…。「自分の教室を作りたい!」と、頑張って行動されていただけに、

「どうして?」

という、言葉が浮かびました。

理由を尋ねてみると、

「レッスンを何度やっても、人がなかなか集まらなくて…

教える技術や知識はあるはずなのに、集客や、教室としての運営がうまくいかないため、諦めようと考えている、ということが理由でした。

「お菓子教室」という名前を手放す決意

思い返せば、私自身が協会で学んでいたとき、資格を取得した際も、彼女と同じように

「資格を取得すれば、私も教室ができる!」

そんな夢を抱いた女性たちの姿をたくさん見てきました。
ですが、そんな彼女たちの中で、活躍している人たちはほんのひと握り。

いくら資格を取得しても、その先の運営方法がわからず、ほとんどの人は「教室を続ける」という夢をあきらめ、消えてしまっているのが現状です。

過去に私が、同じように教室運営に悩んでいたとき。

私を成功へと導いてくれた先生からの学びや、励ましてくれた仲間がいてくれた、あの場所があったおかげで、今の自分があることを思い出しました。

何度も立ち止まりそうになっていた私を救ってくれた場所。
今度は、私が同じような場所を作っていきたい。

私のできることで、彼女のように悩んでいる人の「第2のお菓子起業」の人生を、成功へと導くお手伝いがしたい!

このことがキッカケで、私は長年、大切にしてきた「お菓子教室」という名前を手放すことを決め、「植物性のお菓子作り」も、「教室運営」も同時にサポートできる、今までになかった、新しい環境を作ることを決意しました。

立ちはだかった「2つの壁」

満席続きの「お菓子教室」を運営するまでに成長し、さらに、新しい一歩を踏み出した私は、人から見れば順風満帆な「第2の人生」を送っているように見えるかもしれません。

ですが、そんな私にも、大きな「2つの壁」が立ちはだかったことがあったのです。

1つ目は、息子には、発達の段階で、他の子どもたちとは違う個性があると分かったときです。

子どもを優先するべきでは?
仕事をしている場合ではないのでは?
悩んでも悩んでも答えが出ない日々が続きました。

2つ目は、コロナ禍での妊娠・出産を経験し、生後間もない娘を子育てしながらの教室運営を経験したときです。

家族も面会禁止の、孤独の中での出産と入院生活。毎晩、夜泣きがひどく、途切れ途切れの睡眠を繰り返す日々の中でのレッスンや教室業務。

家族の協力があったからこそ、やっていけたものの、いつしか私の心は限界を迎え、気がつけば「産後うつ」の一歩手前の状態でした。

子育てと教室業を両立する中で、何度も立ち止まりそうになりながらも、いつも心の中にあったのは、あのときの彼女の言葉。

そして、彼女や、過去の自分と同じように、教室の悩みを抱える女性を「救いたい!」、教室業界の考え方を変えていきたいという強い気持ち。

私の作るお菓子を「おいしい!」と、喜んでくれる子供達の笑顔や、どんなときでも私を応援し、支えてくれる、夫の言葉にも何度も救われました。

きっと、私の力を必要としてくれている人たちは日本中にいる!そのためにも私は立ち止まる訳にはいかない、そう思いました。

「お菓子教室」という看板を捨ててまで、変えていきたいこと

・食べることに対しての苦しみがあったからこそ、出会うことができた大好きな「お菓子作り」

・苦難を乗り越えながらもお菓子教室を運営し、それを大きくした私だけの「ノウハウ」

「家族」という、エネルギー源

無我夢中で走り続けるうちに、これらはいつしか私の武器となり、力になってくれました。

拒食症で苦しんだ過去も、教室や子育てでの苦難も、お菓子作りと出会えたことも、何もかもが私の今のパワーの源です。

長年、自分の一部のように大切にしてきた「お菓子教室」という看板を捨ててまで、私が変えていきたいこと。

それは、教室の運営に悩める全ての女性に寄り添い、

協会や資格の枠に縛られない「自分らしく」活躍できるためのサポート】

をしていくこと。

そして、

【お菓子作りを学ぶことも、その先も、共に歩み、成長し合える

場所を作ることです。

「資格を取れば、教室ができると思っていた…」

「本当は、みんなと同じレッスンから卒業したい」

そんな、お菓子教室の運営に立ち止まりそうになっているあなたのために、エミシャルムはあります。

「お菓子作り」と「教室運営」、両方のサポートを通して、一人ひとりの悩みに寄り添いながら、その先の夢や希望の実現を応援するお手伝いをしていきたい。

「教える人」「作る人」「食べる人」の「笑顔の連鎖」をつなげていくことが、私の使命でもあり、1番の喜びです。

さあ、私と一緒に、「教室のセカンドステージ」に向けて、あたらしい一歩を踏み出してみませんか? 

あなたと共に成長できることを、楽しみにしています。

Profile

久保田ともみ

リスタートしたい 教室のための「セカンドお菓子起業スクール」エミシャルム主宰

1986年生まれ。群馬県出身。

10代の頃に病を発症した経験と、育児を経験する中で食の大切さを改めて感じ、2010年から、卵・乳製品・小麦粉を使わないお菓子作りや、マクロビオティックなどをベースとした穀物菜食を中心とする料理や理論、管理栄養士でもある講師の指導の元、美腸栄養学を学び始める。

2016年から不定期でスイーツレッスンを開始。

2017年より、神戸市にて 乳製品・卵・小麦粉・砂糖不使用のお菓子教室【エミシャルム】を主宰。教室業を専門とするコンサルタントの元、教室経営について1から学び、開業1年で対面レッスンに全国から生徒さんが集まる教室に。

コロナ禍以前の2018年より、Zoomを使用したオンラインレッスンを教室に取り入れ始める。

長年の学びや、元ベジタリアンだった経験を活かし、独自の発想でオリジナルの植物性スイーツを作り続け、教室開業後1年間で製作したオリジナルレシピは100を超える。

SNSの総フォロワー数は【11000人】以上。

独自の研究や、長年の経験・データーを元に作り上げた「教室業先生ためのインスタグラムセミナー」は、数回のみ開催で全国から【70名以上】の先生が受講する人気セミナーに。

自身の教室での活動を中心に、外部での講師活動・講座の監修、雑誌掲載、企業へのレシピ提供なども行っている。

Media実績

WEBコラム・レシピ掲載
学研 「FYTTE WEB」コラム・ レシピ掲載
DIDYCO「DIDYコラム」コラム・レシピ掲載
扶桑社 「お取り寄せ手帖」 コラム・レシピ掲載
A-Beauty by @cosme コラム・レシピ掲載
株式会社リフェット natoha
ゴールデンラテ レシピ掲載
第一酵母株式会社 コーボンマーベル レシピ掲載

書籍・雑誌掲載
ワニブックス「やせるおやつ」
レシピ監修 ・掲載
株式会社キラジェンヌ「Veggy」
Vol.65 (2019年07月10日発売号)掲載
株式会社キラジェンヌ「Veggy」
Vol.69 (2020年03月09日発売号)掲載
株式会社キラジェンヌ「Veggy」
Vol.72 (2020年09月10日発売号)掲載
株式会社キラジェンヌ「Veggy」
Vol.75 (2021年03月10日発売号)掲載
キューサイ株式会社 レシピブック掲載