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こんにちは^^
エミシャルムの久保田ともみです。
あなたは、カラダにやさしいお菓子を作るとき、「材料の選び方」に悩んだ経験はありませんか?
とくに、植物性や、米粉・グルテンフリーのお菓子というと、小麦・卵・乳製品を使わなかったり、
バターや生クリーム、卵を使う一般的なお菓子とは作り方が異なるため、
どんな材料を代用したらいいのか、迷ったりしますよね・・・(^^;
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また、
・乳製品や白砂糖を使ってはダメ
・油にはこだわりましょう
など、
なぜ、「この材料を使うのか?」
「どうして、カラダに良くないのか?」など、一定のルールもあるのも特徴なんです。
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グルテンフリー・植物性のお菓子作りに関する、ルールはたくさん存在するのですが、
実は、エミシャルムでは、できる限り「自由に材料を選択できる」レシピをお伝えしている、
もしかしたら、他の似たような教室とは異なった教え方をしている、お菓子教室でもあるかもしれません。
今日は、そんな「材料選び方」や、「食の選択」に悩んでいるあなたのために。
私がレッスンであえて「材料の指定」やルールを決めていない理由をお伝えしたいと思います。
材料選びにこだわりすぎていた過去
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食生活を見直したいということがキッカケで、「植物性や米粉のお菓子」を学びはじめた私。
最初は、お菓子作りなんて全くできなかった私が、たくさんの種類のお菓子を作れるようになったこと、
また、家族みんなに「おいしいね!」と言われることに喜びを感じていました。
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↑お菓子修行時代の私。ヴィーガンパティシエの武井先生、室屋真由美さんと。たくさん技術や理論を教えて頂き、このときの学びが今に活かされています(^^)
いつかは、人に教えたり、自分のお菓子を販売してみたい!
お菓子作りができるようになった私は、いつしか、そんな、夢を抱くようにもなり、お菓子教室開業に向け、勉強もはじめました。
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しかし、いろんな場所で学べば学ぶほど、全てではありませんが、
ときには、お砂糖や乳製品をはじめ、一般的な食生活に「善悪」をつけるような、食の教えを知る機会もあり、
気がつけば、いつしか
「こうしなければいけない!」
「もっと、カラダのために良いお菓子を作ろう」
と、頑張りすぎてしまっていたのです。
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ルール通りにお菓子を作っていると、おいしいお菓子は作れますが、
食にに対して、「こうしなければいけない」といった気持ちは日に日に大きくなり、私の気持ちは苦しくなるばかり。
次第にお菓子作りが楽しくなくなってきてしまったんです・・・。
学び始めた頃は、楽しさに喜びを感じながら作っていたはずのお菓子は、
いつしか「健康のために作るお菓子」に変わっていました。
食にこだわることよりも大切なことに気づけたキッカケ
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私が食の選択に対しての考え方が変わったのは、息子の気持ちの変化を感じたからでした。
幼い頃は、私の作るお菓子を喜んでくれていた息子も、成長につれ、
「普通のお菓子を食べてみたい」
という、気持ちが日に日に強くなっていったのです。
「あれはダメ!これはダメ!」
当時は日常の生活の中で、そんな言葉ばかりを口に出していた私。
食を自由に選択することもできず、息子にはかなりのガマンをさせていたと思います。
(いまだに根を持たれ、日頃、グチグチ言われています(笑))
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そんな私の気持ちを変えたのは、息子のとある行動からでした。
休日の朝、早起きをした息子は、私と夫が起きてくる前に、部屋のクローゼットに隠れ、
頂き物のチョコレートを食べていた(!)ということがあったのです。
隠れていた姿を見つけた私に、彼は悲しそうな顔で見つめながら、一言だけつぶやきました。
「おかあさん、本当はボクもみんなとお菓子が食べたかったんだ・・・」
その姿を見たとき、私は声をあげて怒るどころか、
息子の発した一言で、今まで自分がしていた行動を悔いました。
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息子の健康を気遣うために、「良いことをしている」と思っていた私の行動は、
お友達との関わり合いで
「自分だけが食べることができない」
普段の生活の中で
「自分の家は、他の家とちがう」
もしかしたら、そんなことを感じさせていたかもしれません。
自分の気づかないところで、彼にとっての「食べることの楽しさ」を奪っていたかもしれません。
彼のその言葉を聞いて、
私は、今まで息子の「気持ち」に寄り添えていなかった
ことに気づきました。
「良い食の選択」をすることは間違い?
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では、食にこだわること、「良い食の選択」をすることは間違いなのでしょうか?
大切な人を思い、食を選ぶこと。
それは、心からその人のことを大切に想っているからこそできることであり、
正しい選択だと思いますし、素晴らしいことですよね^^
人の気持ちに寄り添った食を選択することも、こだわった食を選ぶことも、
どちらも、間違いではないのです。
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「ともみ先生は普段どんなものを食べているのですか?」
と、良く聞かれるのですが、今は基本的には今まで学んできた食の知識をベースにしながらも、
ストイックになりすぎたり、食の善悪をつけず、バランスを考えて
「ときには楽しむ!」という考えを大切にしています^^
もちろん、昔のようにカラダに良い食事やお菓子も大好きです。
人にとっての「良い」は、必ずしも「良い食」を選ぶことだけではないこと。
そして、どの選択でも、その人にとっての「正解」がある。
そんな、大切なことを、あのときの息子が教えてくれたおかげだと思っています。
「人によっての正解は違う」
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また、教室をスタートさせ、生徒さんから日々、頂くご相談からも
「人にとっての正解は違う」ということに気付かされました。
油の質にこだわりたい人もいれば、
スーパーなど身近な材料で気軽に作りたい人もいます。
また、豆乳をつかうことの多い植物性のお菓子ですが、
「豆乳がいい!」という人もいれば、豆乳が苦手、避けたいという人もいますよね。
自分にとっての正解や、良いものは人にとって違うのです。
実際のレッスンでも、「豆乳が苦手」と言われれば、乳製品が大丈夫な方は代用しても大丈夫ですとご案内することもありますし、
材料もできる限り入手が難しいものは使わないようにしています。
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もちろん、レシピによっては米粉など、仕上がりの関係上、
どうしても指定しなければいけないものもありますが、
できる限り、その人にとって使いやすいもの、
身近な材料で、継続して作って頂けるようにレシピを考えています。
小麦やお砂糖・乳製品や卵をつかわないお菓子を伝えてはいますが、
製菓理論を学んでから、それぞれの材料の役割や重要さを知ったからこそ、
材料そのものを否定した考えは教えていません。
(逆にレッスンでは、一般的な製菓の材料の知識や、作り方に関しても、植物性のお菓子で比較や代用して頂けるように教えるようにしています。)
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また、オーガニックなど、材料にこだわりたい人にも対応できるように、
今まで学んできた知識や経験から、商品の紹介や、代替え材料のご提案もさせて頂いています^^
それは、私がやるべきことは、材料にこだわることや、食の善悪を教えることではなく、
ひとり、ひとりに寄り添ったお菓子作りを提案すること
そして、私のように
心から「誰か」を思う、お菓子を作ってほしい
そして、たくさんの方に「自分だけのお菓子」を伝えて頂きたいと思っていることに気づけたからです。
自分の中の正解とは?
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食の知識や、材料にこだわり過ぎてしまったことで経験した過去。
息子の気持ちを無視してしまったこと。
あのときの辛かった経験や、たくさんのことを学んだからこそ、わかったことがあります。
それは、それぞれの「良い」は違うということです。
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「自分が良いと思うものが、あなたの正解」
これは、私がレッスンで生徒さんに良くお話しする言葉です。
もちろん、適した米粉を使わなければいけないなど、
レシピによっては材料や作り方の指定をさせて頂くものも在りますが、
材料を否定したり、肯定しながら選ぶのではなく、
自分が何を伝えたいかを考えて、それぞれの正解を見つけていくことが、大切だと思います。
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「生徒さんがこの材料は苦手と言っていたから、他に代用できないかな?」
「この材料にしたら、身近な場所でも買いやすいよね。」
「カラダのことをもっと考えたレシピや材料を伝えていきたいな。」
自分の中の「正解」は様々ですが、こう伝えり、こんな材料だったら喜んでくれるかな?という、
誰かを想う気持ちがあるからこそ、生まれるものですよね。
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私は、お菓子作りは決して「教科書通り」作る必要はないと思っています。
材料にこだわることも、材料にこだわりすぎないことも、どちらも正解だと思うからです。
今、材料の選び方に悩んで、心が苦しくなってしまっているあなたへ伝えたいことがあります。
それは、「教科書やルールは自分で作っていい」とうこと。
そして、あなたが良いと思ったことが、「1番の正解」だと思っています。
レシピの先にある、大切な人を想う気持ちを考えたお菓子を作っていってくださいね^^